検査センター
浴槽水の検査
浴槽水の衛生管理
近年、浴槽水が原因でレジオネラに感染した事例が発生し、衛生管理を適正に行うことが求められています。管理者はレジオネラ症の発生を防止し、利用者が安心して入浴出来るよう、衛生管理を徹底しなくてはなりません。
レジオネラについて
<レジオネラ属菌とは>
自然界の土壌と淡水に生息する菌であり、一般に20~50℃前後で繁殖します。アメーバなどの原生動物の体内で増殖するため、これらの生物が生息する生物膜(バイオフィルム)の内部に保護されています。
<レジオネラ感染とは>
レジオネラ属菌の感染によりおこる疾患をレジオネラ症といい、レジオネラ肺炎と自然治癒型のポンティアック熱の2つの病型があります。感染源としては給水・給湯設備、冷却塔水、循環式浴槽、加湿器、水景施設、蓄熱槽等が報告されており、感染経路として汚染水のエアロゾルの吸入のほか、汚染水の吸引、嚥下・経口感染等が考えられます。(新版レジオネラ症防止指針より抜粋)
公衆浴場をはじめ、病院、老人デイサービスセンター等では、定期的に水質検査を実施することが定められています。当センターでは、浴槽水規格検査やレジオネラ菌の検査を行っております。お気軽にお問合せください。(検査容器の貸出、引取り等についても、ご相談ください)
浴槽水
基準 | |
---|---|
1.濁度 | 5度以下 |
2.有機物 (全有機炭素(TOC)の量) |
8mg/L以下 |
3.大腸菌群 | 1個/mL以下 |
4.レジオネラ属菌 | 検出されないこと。 (10CFU/100mL未満) |
浴槽原水
基準 | |
---|---|
1.色度 | 5度以下 |
2.濁度 | 2度以下 |
3.pH値 | 5.8以上8.6以下 |
4.有機物 (全有機炭素(TOC)の量) |
3mg/L以下 |
5.大腸菌 | 検出されないこと。 |
6.レジオネラ属菌 | 検出されないこと。 (10CFU/100mL未満) |
水質検査の頻度
湯水の区分 | 塩素消毒 | 水質検査の頻度 | |
---|---|---|---|
浴槽水(4項目) | 連続使用循環水 | あり | 1年に2回以上 |
なし | 1年に4回以上 | ||
上記以外 (毎日換水・かけ流し) |
あり | 1年に1回以上 | |
なし | 1年に4回以上 | ||
水(6項目) | 水道水 | - | |
水道水以外(温泉水・井戸水など) | 1年に1回以上 |
- 「公衆浴場に対する措置の基準等に関する条例」(昭和28年3月31日香川県条例第25号
- 「香川県旅館業営業施設の措置の基準等に関する条例」(昭和33年3月20日香川県条例第2号)
- 受付場所
- 検査センター受付(薬剤師会館 1F)
- 検査料金
- 検査料金は検査項目によって異なります。お問い合わせください。
一般社団法人香川県薬剤師会検査センター
〒760-0006
香川県高松市亀岡町9-20 薬剤師会館1階
TEL:087-834-5145 FAX:087-837-7901
〒760-0006
香川県高松市亀岡町9-20 薬剤師会館1階
TEL:087-834-5145 FAX:087-837-7901